悪姿勢の習慣化が原因で骨盤が傾き、背骨が湾曲してそれを支えるべき腹筋や背筋などの筋力が低下すると、無意識のうちに上体が前傾姿勢になり、猫背が癖になってしまうことも多いようです。
従って、猫背を直すためには単に背筋を伸ばす努力をするだけでなく、普段の悪姿勢を意識して避けるようにすることが先決。
背骨が曲がったままで無理に上体を反らせていると、今度は腰などに負担箇所が移行し、腰痛の原因となってしまうこともあるので注意しましょう。
骨の歪みを正すことで適正な箇所の筋肉が鍛えられ、美しい姿勢を保ちやすくなります。次にご紹介する代表的な5つの悪態ポーズを覚えておき、注意して避けるだけでも十分な効果が得られます。
「5つの悪態ポーズ」とは、日常生活の中で誰もがついとってしまいがちな悪姿勢の代表的な姿勢を指します。
「休め」の姿勢を思い出してください。知らず知らずのうちに、片方の足に体重をかけていることはありませんか?
人は、効き足側につい体重を多くかけてしまいがちです。この体重の偏りによって、骨盤が(効き足が右の場合)左前方向に傾き、背骨が右に曲がって側湾となります。
体重で身体が圧迫され、腰椎が前に曲がり、前湾状態に。また、胸椎が後ろに曲がり(後湾)、首は前方に傾く形(頚椎前湾)になりがちです。
椅子に座るとき、つい効き足を上に組んでしまいがちです。 これによって骨盤が体重で後方に倒れ、片側に傾いてしまいます。
床に座ると、多くの場合、効き足側に足を流す形の横座りになります。 これも、3と同じく骨盤の後傾と腰椎・胸椎の後湾に繋がります。
身体の決まった片側を下にして寝ることにより、頚椎、胸椎、脊椎すべてへの負担の方向が偏ります。
どんなに気をつけていても、地球の重力に逆らうことは不可能です。日常の中で生活習慣となっているこれらの悪態ポーズ、「どれもとったことがない」などという方は皆無だと思います。
片足への体重負担が多くなると、次第に骨盤が傾き、それによって背骨も曲がり、また、その周辺の筋力も低下してゆきます。
これらの骨格の歪みにより、姿勢はますます悪化し、悪循環をたどることになります。効き足が右の人は、立っても、座っても、寝ても、いずれも骨盤が左に傾き、背骨は右に曲がるという法則性が生じます。
これが「5つの悪態ポーズの法則」です。
※効き足が左の人は、逆に骨盤が右に傾き、背骨は左に曲がります。
姿勢の改善策として、これらのポーズを可能な限り避け、片側への負担をなるべく均等に振り分けるよう心がけましょう。
すでに歪みが酷くなっている場合は、今後の健康のためにも何らかの方法で姿勢矯正を行うことをお勧めします。